2/2 散歩部:谷根千台の旅 ~谷中・根津・千駄木・そしてお台場の新提案~
23区は狭く、詰まっている。歩けば何かが見つかる。
お疲れ様です。gamers散歩部です。
今回はみんな大好きな谷根千台散歩です。都民は知らないかもしれませんが、谷根千台とは谷中・根津・千駄木・お台場を指す言葉です。埼玉県民はみんな知っています。
今回は久しぶりにレギュラーメンバーでお送りできます。
Kay0i (K) :野生動物。けもの道を行きたい派。猫などを探しがち。
P (P) :アイドルプロデューサー。フィーリングを揺さぶる道を行く。
ヤマ・チャン(Y) :謎の神主。いい感じの「道」を求める。「こころ」のKのように。
最近は大自然続きだったので、「たまには街歩きをしようじゃあないか」と始まった今回の旅。そんな台詞、一生のうちに言う機会ありますか? 都民にはないかもしれませんが、我々にはあるのです。
日暮里駅10時スタート。白丸とか秩父とかではないので、極めて時間に余裕のある旅です。
そして余裕のありすぎる切り込み隊長(Y)。
通貨が力を失っていない地につき、のびのびと歩く我々。
日暮里駅周辺(谷中)というテーマは、古今東西から研究されつくした散歩道なので深くは語りません。我々の"発見"がいくつか写真として残されているので掲載します。
小道を徘徊していた我々がまず発見したのは、調べなきゃ絶対来れなかろうという立地のタルト屋。
自然遭遇は、画面左上に実績解除のダイアログが表示されるレベルの出来事です。気になった人は行ってみてください。
朝飯代わりにいくつか購入しました。
よかったですね。
(当記事は散歩をした事実を備忘録的に記載するだけのものなので、グルメレポート的要素を一切含みません)
さんまがおすすめです。!?
気になったけど入れませんでしたね。
ありがちなアレ。
妖怪喰ろうて候
ねこちゃん先生。
谷中は猫の町で、ヒト族はヒエラルキー的に彼らの下にあります。
猫語の会話が「〇」であれば、何か旅のヒントを得られたかもしれませんが、誰も持ってませんでした。
内装がおしゃれ可愛いすぱげってー屋。
すぱげってーには肉球のドーナツが付きます。
よかったですね。
根津・千駄木も歩きに歩き、根津神社ではしゃいだりした後に我々は悟りました。
"街"歩きで我々が満足できるはずがない、と。
谷根千はいわば起承転結の起承転。
"結"に当たる最後の地を、我々は求めました。
そして我々は足を延ばします。
谷根千に足りなかった場所、「台」へ。
こういう感じですね。
KYの二人は高校時代に「レインボーブリッジを自らの足で渡る」実績を解除しているので、Pにも体験させたいという小気味いいルートです。
谷根千でじっくりしっくり遊んでいた我々ですが、もう「結」なわけですからそれはもう大層はしゃぎました。お台場ってナイス。冬の海って最高。歩くのって素晴らしい。
23区を一本ザクっとルートを作って歩くと様々なきづき・発見・出会いがあります。楽しいですね。
湯島は丁度これを書いている今頃、梅の見ごろかなとか。
「秋葉でちょっとカードショップ寄らせて」(P)とか。(実際に寄った)
アホほど並んでる担々麺屋さんがあるね。でもこれ、北浦和にもあるじゃん。とか。
(地域的には↓)
羽田からお台場まで歩いた青春のあの日、Pちゃんが知らない俺らの相棒「姫神レン」君はポケットの財布とスマホ、手に持った2リットルのアクエリアスボトルだけが荷物で同じく歩いていたんだ。あれからまだ10年も経ってないんだな、とか。
埠頭側、レインボーブリッジ上。
レインボーブリッジを渡り終えたら、夕暮れ時のお台場が最高のロケーションで我々を迎えました。
本日は最高の散歩日和。秩父のあの日に勝らずとも劣らない絶好の一日だったわけです。
13km。それって悲しいほどに短い距離で、寂しさすら覚えるほどの早さで我々は歩き去りました。
我々は「成した」と思っていた。
埠頭側とは少し変わった空気を肌で感じながら、静かに笑みを称えながら口々に「……成したな」と満足げにうなずき会う男三人。
そう、散歩部の目的は「成す」こと。
成したところで、台場で飯を食って帰ろう! といったノリでゆるゆると歩きます。
我々は道中の調べで明らかになった謎のアイスクリーム屋に向かって歩を進めた。舗装された道の横には、砂浜が広がっている。
そこで走ってはしゃぐ子供の姿にエモさを感じた。
K「どっちでも変わらないし、砂浜歩こうぜ」
P「いっスね」
「いっスね」と彼は言った。彼もきっと、僕と同じ考えだったのだろう。僕が肩を窄めて砂浜に靴を付けようとしたところ、ヤマ・チャンも道を共にした。やれやれ。僕たちはまた、自然を感じていた。
あれ…………?
冬の海、お台場の夕暮れの砂浜ってもしかして…………
最高なんじゃないか……???
K「この三人、一瞬俺らかと思ったけど他の人に写真とか撮ってもらってないよね?」
Y「そこらへんの人」
>>>>>そこらへんの人<<<<<
見れば、砂浜には沢山のヒト族がいた。
エモいカップル、エモい家族連れ、そして勝手にエモい空気を享受している男、三人。
砂浜にはアルファベットで描かれた友達同士の連名。砂の造形物なんかがあり、エモい。
夕暮れに沈む海では屋形船が提灯を揺らし、この最高のロケーションの海を楽しめる特権階級な人族を乗せており、エモい。我々も乗りたい。
そして何より、例のごとく我々はこういう空気が大好きだった。
男三人というパーティが一切いない、この空間に勝手にいる、この感じが。
これは成しました。
成した我々は飯に向かいます。
冬ときたらアイス。
海ときたらアイス。
うーーーん。これはアイスしかない。
これは……?
アイス?
よかった、のか?(続きはキミの目で確かめよう!)
この最高の一日を締めくくるに相応しい飯処を、アイス食いながら館内誌で探す我々。
K「海が一番綺麗に見れそうだし、ここだべ」
P「なるほど。俺はこっちだな。"世界一の卵料理と評されたスクランブル・エッグ"。シンプルで独創的なメニュー!」
Y「俺はどっちでもいい」
→P案採用
人生で入ったことのないレベルのオシャレなお店でした。
カップル、女の子パーティ、あとちょっとだけ家族連れみたいな客層。これには我々もにっこり。そういう場所に異物として紛れ込むのは、散歩部の伝統芸能的側面があります。
これがアラサー男子三人の本日のディナー。
よかったですね。
(当記事は散歩をした事実を備忘録的に記載するだけのものなので、グルメレポート的要素を一切含みません)
ところで、スクランブルエッグは……?
総歩行距離:28.3km