散歩部特別編 夜桜行脚2019
本物の"闇"と向き合う道。
気のおけない仲間達と、独身最後の旅。
~FINAL FANT
ASY~
TRPG gamers散歩部です。
書こう書こうと思いながら早半年。
散歩部の平成最後にして最大、そして私の独身最後にして最大の旅の記録をここに残そうと思います。
友人に「え? それ実質FFじゃん」と言われたこの旅、平成で最高の"非インスタ映え"を──
■登場人物
カヨト :比較的独身終わり枠
Prompt :比較的お調子者枠
ヤマディオ :比較的肉体派
さて、今回の旅ですが、まずはこれを見てもらうのが一番早いかと思います。
「中禅寺湖、〒321-1661 栃木県日光市中宮祠」 から 「ろまんちっく村、〒321-2118 栃木県宇都宮市新里町丙」 までの徒歩ルートを計算できませんでした
計算できませんでした。
Chapter.0 宇都宮決戦
我々は宇都宮に行きました。
ヤマディオが列車を間違え合流が遅れ、自分とPromptは途中駅で一時間ほど寒空の下で遊戯王の構築の話をしていました。
シューティングクェーサーのフィールド離れた時効果をうまく使い、シューティングスターを量産したいデッキの話で盛り上がっていたと思います。
宇都宮駅に到着した我々は、ほどよくはしゃぎました。
よかったですね。
(当記事は散歩をした事実を備忘録的に記載するだけのものなので、グルメレポート的要素を一切含みません)
Chapter.Ⅰ 旅立ち
必要なものを全て宇都宮駅でそろえた我々は、日光まで向かいます。
この時点で、ほぼ終電。日光駅こそポイント・オブ・ノーリターン。
すべてのはじまり。
日光駅を出た我々は、タクシーを捕まえました。
運ちゃん「お兄さんたち、今日はどこまで?」
カヨト「華厳の滝までお願いします」
運ちゃん「華厳の滝!??!?!?!!?」
運ちゃん「えっ、華厳の滝、何しに行くの?」
ヤマディオ「いやー、歩くんすよー」
運ちゃん「えっ、歩く??? どこまで???」
Prompt「やーーー、宇都宮まで、っスかねーーー」
運ちゃん「宇都宮!??!?!?!?!!?」
そう、今回は特別編。
夜桜を見ながら歩く、ただ、練り歩く。
ただそのためだけの企画。
いろは坂を歩きとおし、日光街道をゆき、宇都宮まで至る行脚の路。
運ちゃん「いや、頭イッちゃってるねえ……」
ヤマディオ「ヘヘッ」
ヘヘッ
Chapter.Ⅱ 滝
Prompt「どう、華厳の滝、見える?」
カヨト「見えないけど感じるな。確かにここに……」
ヤマディオ「あるね、滝。音だけ聞こえる」
Prompt「写真撮るよ!」
ヤマディオ「どう?」
カヨト「くっっっそ寒い」
2019年の4月始め、夜中の日光山奥はとんでもなく寒い。
見た目以上に着こんではいたものの、それでもかなり冷えましたね。
左に置いてあるのは今回の生命線、手持ちランタン。
Chapter.Ⅲ 広がる闇
さて、散歩部は「成す」ことが目的とはいえ「はじまり」を軽視してはならない。
我々はスタート地点を入念に決定。
戦場ヶ原か、中禅寺湖。
多数決の上、中禅寺湖から今回の行脚がはじまった。
Prompt「湖……? ある?」
カヨト「闇と表現したほうが近いかもしれない」
ヤマディオ「落ちるなよ」
Prompt「ライディングデュエル・アクセラレーションじゃん!」(?)
カヨト「おい、あれ!」
Prompt&カヨト「オーバー・トップ・クリアマインドじゃん!!」
ブルーノ、見つけたぞ!
Chapter.Ⅳ 徒歩不可神話の再来
いろは坂へ向かう道はほとんど街灯もなく、真の闇。
手提げランタンとジョブズの光によって、道を切り開いていきます。
前提としてなんですが、写真に写せる場所しか撮れていません。
つまり、今皆さんが見ているのは最も明るい場所です。
夜目に慣れてくると、山の下に広がる景色は中々悪くない。
いざいろは坂、徒歩で下って候。
振り返れば街灯が星の光のように見えたり、
マジの頭文字Dの世界観がそこにはあったり、
どんなロケーションでも、いや、こんなロケーションだからこその新鮮な散歩がそこにはあった。
たったひとつの本当の暗闇。
いろは坂に桜を見ることはできないものの、我々は実に多くの感動を受け取ったはず。
Chapter.Ⅴ 暗雲
いろは坂を無事下った我々一行を出迎えたのは、坂でカーチェイスをしていたカッチョイイ車達、まだ続く山道、暗闇、そしてシカ。
ここらへん。(google map)
ここから街に出るまでの川沿いの夜道は非常によかった。写真はない。
Chapter.Ⅵ 奮起
日光の町をネリネリと歩き、「さっき見たね」とタクシーの車中から覗いた景色を懐かしみながら、我々はとある場所まで足を延ばした。
そう、日光東照宮。
埼玉県民はおよそ皆、小学校時代にここを訪れるもので、20年ごしの社会科見学。
あの頃の思い出がよみがえり、風が語り掛ける……
たくさんの人。
まぶしい太陽の光。
じりじりとした暑い陽気。
あの頃とは全てが変わってしまった。
そこには、ただ我々だけがいて、
闇が全てを覆いつくしていて、
凍えるような寒さがあった。
そして最もあの頃と違っていたのは、心の底から楽しかったこと。
当時1mmも楽しくなかった社会科見学とは違う。
正直歩くのも、歴史的遺産を見るのも苦だった自分が、平成のはじまりと終わりで、ここまで変れたのかという不思議な感慨があった。
唯一変わらないのは……遊戯王カードの話をしていることくらいか。
(20年前の自分、ハーピィズペット竜のウルを失くしたのは恨むぞ)
Chapter.Ⅶ 三人旅
折り紙の自販機。
みやびですね。
街に出るとそれなりに面白いものが目に付くようになってくる。
しかし人はいない。
ここまで来ると、少し明るくなってきた。少し。
途中でコンビニに寄って少し補給、10分ほど休憩してまた再開。
Chapter.Ⅷ 街出
ひときわオシャレな街並みを歩き去ると、後はただひたすらに、日光街道の洗礼が待ち受けていた。
散歩は様々な道や見慣れぬもの、様々な気付きを楽しむものだが、長く歩いているとそういったものと出会わない、死の路を突き進むことがままある。
そして、この先がまさにそうだった。
歩くことを想定されていない、車だけに人権が許された道。
宇都宮まではずっと、その道だった。(@30kmほど)
Chapter.Ⅸ それぞれの使命
宇都宮に辿り着くまでに撮られた、最後の写真。
最後の日にはこの一枚を持っていくかもしれない。
今回の行脚で唯一発見した桜。(正直時期外れだったので)
よかったですね。
Chapter.Ⅹ 散歩王たるもの
「Promptがヤバいぞ!」みたいな状況にPT全体でしょっちゅう陥りながら、PINCH状態をマウンテンデューで回復したりして無理くり進んで行った。
夜も空け、曇天の空が眩しい。
体力を奪われる激寒山道強行軍、そして完徹。正直キツかったですね。
しかしなんとしてでも人里には辿り着かねば終われない。
(マジで何もない隔絶された地なのでリタイアとかはそもそも選択できない)
そして、成さねば終われない。
この一夜で一年分のワクワクを得たので大収穫ではあったものの、それだけでは終われんのです。
我々は本能的な欲求を口にし始め、それが目的となっていきました。
Chapter.Ⅺ 温泉に傾く世界
死力を尽くして辿り着いた、宇都宮の人里。
ろまんちっく村。
明るいですね。
一応ここでゴールです。約50km。
その後、我々は「宇都宮天然温泉ゆらら」へ。
「恐ろしく寒い山道を完徹で50km歩き切った後での温泉」は格別です。
皆さんも是非試してみてはいかがでしょうか。
2/2 散歩部:谷根千台の旅 ~谷中・根津・千駄木・そしてお台場の新提案~
23区は狭く、詰まっている。歩けば何かが見つかる。
お疲れ様です。gamers散歩部です。
今回はみんな大好きな谷根千台散歩です。都民は知らないかもしれませんが、谷根千台とは谷中・根津・千駄木・お台場を指す言葉です。埼玉県民はみんな知っています。
今回は久しぶりにレギュラーメンバーでお送りできます。
Kay0i (K) :野生動物。けもの道を行きたい派。猫などを探しがち。
P (P) :アイドルプロデューサー。フィーリングを揺さぶる道を行く。
ヤマ・チャン(Y) :謎の神主。いい感じの「道」を求める。「こころ」のKのように。
最近は大自然続きだったので、「たまには街歩きをしようじゃあないか」と始まった今回の旅。そんな台詞、一生のうちに言う機会ありますか? 都民にはないかもしれませんが、我々にはあるのです。
日暮里駅10時スタート。白丸とか秩父とかではないので、極めて時間に余裕のある旅です。
そして余裕のありすぎる切り込み隊長(Y)。
通貨が力を失っていない地につき、のびのびと歩く我々。
日暮里駅周辺(谷中)というテーマは、古今東西から研究されつくした散歩道なので深くは語りません。我々の"発見"がいくつか写真として残されているので掲載します。
小道を徘徊していた我々がまず発見したのは、調べなきゃ絶対来れなかろうという立地のタルト屋。
自然遭遇は、画面左上に実績解除のダイアログが表示されるレベルの出来事です。気になった人は行ってみてください。
朝飯代わりにいくつか購入しました。
よかったですね。
(当記事は散歩をした事実を備忘録的に記載するだけのものなので、グルメレポート的要素を一切含みません)
さんまがおすすめです。!?
気になったけど入れませんでしたね。
ありがちなアレ。
妖怪喰ろうて候
ねこちゃん先生。
谷中は猫の町で、ヒト族はヒエラルキー的に彼らの下にあります。
猫語の会話が「〇」であれば、何か旅のヒントを得られたかもしれませんが、誰も持ってませんでした。
内装がおしゃれ可愛いすぱげってー屋。
すぱげってーには肉球のドーナツが付きます。
よかったですね。
根津・千駄木も歩きに歩き、根津神社ではしゃいだりした後に我々は悟りました。
"街"歩きで我々が満足できるはずがない、と。
谷根千はいわば起承転結の起承転。
"結"に当たる最後の地を、我々は求めました。
そして我々は足を延ばします。
谷根千に足りなかった場所、「台」へ。
こういう感じですね。
KYの二人は高校時代に「レインボーブリッジを自らの足で渡る」実績を解除しているので、Pにも体験させたいという小気味いいルートです。
谷根千でじっくりしっくり遊んでいた我々ですが、もう「結」なわけですからそれはもう大層はしゃぎました。お台場ってナイス。冬の海って最高。歩くのって素晴らしい。
23区を一本ザクっとルートを作って歩くと様々なきづき・発見・出会いがあります。楽しいですね。
湯島は丁度これを書いている今頃、梅の見ごろかなとか。
「秋葉でちょっとカードショップ寄らせて」(P)とか。(実際に寄った)
アホほど並んでる担々麺屋さんがあるね。でもこれ、北浦和にもあるじゃん。とか。
(地域的には↓)
羽田からお台場まで歩いた青春のあの日、Pちゃんが知らない俺らの相棒「姫神レン」君はポケットの財布とスマホ、手に持った2リットルのアクエリアスボトルだけが荷物で同じく歩いていたんだ。あれからまだ10年も経ってないんだな、とか。
埠頭側、レインボーブリッジ上。
レインボーブリッジを渡り終えたら、夕暮れ時のお台場が最高のロケーションで我々を迎えました。
本日は最高の散歩日和。秩父のあの日に勝らずとも劣らない絶好の一日だったわけです。
13km。それって悲しいほどに短い距離で、寂しさすら覚えるほどの早さで我々は歩き去りました。
我々は「成した」と思っていた。
埠頭側とは少し変わった空気を肌で感じながら、静かに笑みを称えながら口々に「……成したな」と満足げにうなずき会う男三人。
そう、散歩部の目的は「成す」こと。
成したところで、台場で飯を食って帰ろう! といったノリでゆるゆると歩きます。
我々は道中の調べで明らかになった謎のアイスクリーム屋に向かって歩を進めた。舗装された道の横には、砂浜が広がっている。
そこで走ってはしゃぐ子供の姿にエモさを感じた。
K「どっちでも変わらないし、砂浜歩こうぜ」
P「いっスね」
「いっスね」と彼は言った。彼もきっと、僕と同じ考えだったのだろう。僕が肩を窄めて砂浜に靴を付けようとしたところ、ヤマ・チャンも道を共にした。やれやれ。僕たちはまた、自然を感じていた。
あれ…………?
冬の海、お台場の夕暮れの砂浜ってもしかして…………
最高なんじゃないか……???
K「この三人、一瞬俺らかと思ったけど他の人に写真とか撮ってもらってないよね?」
Y「そこらへんの人」
>>>>>そこらへんの人<<<<<
見れば、砂浜には沢山のヒト族がいた。
エモいカップル、エモい家族連れ、そして勝手にエモい空気を享受している男、三人。
砂浜にはアルファベットで描かれた友達同士の連名。砂の造形物なんかがあり、エモい。
夕暮れに沈む海では屋形船が提灯を揺らし、この最高のロケーションの海を楽しめる特権階級な人族を乗せており、エモい。我々も乗りたい。
そして何より、例のごとく我々はこういう空気が大好きだった。
男三人というパーティが一切いない、この空間に勝手にいる、この感じが。
これは成しました。
成した我々は飯に向かいます。
冬ときたらアイス。
海ときたらアイス。
うーーーん。これはアイスしかない。
これは……?
アイス?
よかった、のか?(続きはキミの目で確かめよう!)
この最高の一日を締めくくるに相応しい飯処を、アイス食いながら館内誌で探す我々。
K「海が一番綺麗に見れそうだし、ここだべ」
P「なるほど。俺はこっちだな。"世界一の卵料理と評されたスクランブル・エッグ"。シンプルで独創的なメニュー!」
Y「俺はどっちでもいい」
→P案採用
人生で入ったことのないレベルのオシャレなお店でした。
カップル、女の子パーティ、あとちょっとだけ家族連れみたいな客層。これには我々もにっこり。そういう場所に異物として紛れ込むのは、散歩部の伝統芸能的側面があります。
これがアラサー男子三人の本日のディナー。
よかったですね。
(当記事は散歩をした事実を備忘録的に記載するだけのものなので、グルメレポート的要素を一切含みません)
ところで、スクランブルエッグは……?
総歩行距離:28.3km
12/1 散歩部【縮小版】チチブの伝説 BREATH OF THE WILD
TRPG gamers散歩部です。
今回は縮小版です。当日に散歩部スタメンのP(プロデューサー)ちゃんが体調不良で来れなくなってしまったためです。
メンバーはkay0i, ヤマ・チャン, そしてP(ポケモン)ちゃんの一人と二匹でお届けします。
最近のポケモンというのはすごいもので、モンスターボール片手に一緒に散歩することができるようになっています。(くわしくはgoogle先生に聞いてください)
仲間をひとり失った状態からのスタート。彼の死を無駄にしないためにも、残されたメンバーは全力で今日を楽しむ覚悟を胸に宿します。
かわいい系の駅務員さんがいる秩父鉄道をゆきます。
我々の目的地は長瀞。
昨日の11/30に紅葉ライトアップが終わり、翌日の12/2に秩父夜祭宵々宮を控えた今日この日、我々は長瀞に行きます。
しかし長瀞スタートも面白くないので、我々はそのさらに奥地駅「秩父」へとゆきました。
歩くためにより高い電車賃を払う者達、それがgamers散歩部。
前回の白丸→奥多摩と逆の発想ですね。
めしは秩父名物のわらじかつです。
よかったですね。
(当記事は散歩をした事実を備忘録的に記載するだけのものなので、グルメレポート的要素を一切含みません)
実際の道程とはなにかと差異がありますが、今回は大体次のようなルートです。
道の駅ちちぶ
めっちゃあの花とここさけを推してました。(どちらも未鑑賞)
12月とは思えないほど暑かったのでごまアイスをモグる我々。
ここから親鼻までの冒険はさして見どころがなく、僕たちは街道やけもの道をワイワイと歩き進めます。
しかしこの日は秩父~長瀞きれいオブザイヤーな日でありまして、天候に恵まれ紅葉の時期がジャストだったこともあって最高のロケーションでした。写真ではお伝え出来ないアレがあり、すごかったです(語彙)
親鼻橋(1枚目の写真の場所)。
宝登山ロープウェイ
ロープウェイで宝登山に登ったのちのムーブは
山頂からの景色はガチでした。これが埼玉県。
下山用の路も紅葉が綺麗。
宝登山神社に着いた時にはすっかり暗くなっていました。行き当たりばったりの割に、本日の時間配分はばっちり。
参道の灯篭もいい感じでしたね。
参道の売店でおいしそうなお団子を買うか、レアすぎるみそアイスを買うかで悩んだ結果、みそアイスを買いました。
よくはなかったですね。
(当記事は散歩をした事実を備忘録的に記載するだけのものなので、グルメレポート的要素を一切含みません)
長瀞の川へ向かう道にある活気ある通りでめしにして帰路としたかったのですが、5時過ぎにも関わらず全店舗閉店してました。夏じゃないと閉めるの早いのやもしれませんね。
現地でめしにありつけなかった我々は、昼とは打って変わってデラ寒かったので熱を求めました。
熊谷のラーメンで今回の冒険は〆。
よかったですね。
(当記事は散歩をした事実を備忘録的に記載するだけのものなので、グルメレポート的要素を一切含みません)
大都会東京を1000%楽しむ旅 in 奥多摩
お疲れ様です。
TRPG gamers散歩部です。
今回は特別版です。メンバーの都合が合わなかったり、雨天中止でボードゲームをしていたりで約半年の間散歩部が活動停止していたためです。
というわけで、散歩部特別版~大都会東京編~です。
行こう、東京。
カヨイ、P、ティッシュ(散歩部新人)の三名は新宿駅で合流し、そこから長い駅路。
ヤマ・チャンは1時間早い到着でした。
我々は今回、2つのスポットを観に行く"目的"ありきの旅路です。歩きながら目的を決める普段とは異なり、これが特別版とのたまう理由やもしれませんね。
しかしそのどちらも奥多摩です。白丸駅で降りた理由は、なんとなくでした。
「ソルガレオも愛した白丸散策コース」を特になぞることもなく、自由気ままにまずは奥多摩駅へ。
白丸から奥多摩駅まではまだ日本通貨が力を失っていない地で、レストランや温泉なんかがあります。これらは帰りに寄れるとハッピー系なアクティヴィティなのでこれを読んだ皆さんはぜひ、白丸を終点としたプランを立てて奥多摩ってください。
K「足湯とかいいっすねえ」
P「まだ疲れてないんだよなぁ」
K「幸福のハンバーグとか美味そうっすね」
T「まだ飯には早いんだよなぁ」
よくなかったですね。
奥多摩駅到着が11時頃。ここから街道を進んでいくとまじで店がなく、通貨が力を失ってしまうため補給作戦が立案されました。
しかしながら体内時計に忠実すぎるきらいのあるメンバー若干2名が「朝は食べられん」とのたまうので12時まで食事可能フラグが立たない様子。そんなことあります?
RPGの時間経過系イベントを消化するかのように、奥多摩むかし道を散策すること約1時間。食事可能フラグが立ったので我々はメシを求め始めました。
麻婆蕎麦とかいうありそうでなかったレアメニューが食べられます。
よかったですね。
(当記事は散歩をした事実を備忘録的に記載するだけのものなので、グルメレポート的要素を一切含みません)
カロリーを得た我々は、 日原街道を北上。
今回の散策は最初からプランが決まってるのでご覧いただきましょう。
素晴らしい散策になったので奥多摩町公式が提示しているハイキングルートが嫌だというパンクな方はぜひどうぞ。
なんか高い橋らしいです。今回の目的地のひとつに近づいた目印になります。
奥多摩・白丸なんかは近年のパワースポットブームで聞きなじみの深いワードとなりましたが、倉沢というワードを知っているヒト族は多分、それらとは別クラスタです。
まずは一般の観光ポイントの倉沢のヒノキへ。
P「ハイキング #とは」
K「プチ登山でしたね」
このヒノキが目印。
我々が向かう倉沢集落──「廃墟跡」への。
廃墟となった後に取り壊された廃墟跡。いわば集落跡地。
廃墟クラスタには物足りないかもしれませんが、合法的に立ち入ることのできるという点で安全な観光地です(物理的には安全とは言い難いのでおすすめしません)
今までであればそこに至る道を発見するのは容易ですが、現時点では一度訪れた人でなければ道を見つけることは困難だったように思います。
極めて危険な山道を注意深く進んだ先に、倉沢集落跡地があります。
恐らく、来年以降にはもう道がなくなっているであろう状態だったため、今年見れたのはラッキーボーイ俺たちであったとしか言い様がありません。
2018年の倉沢の様子です。(1枚目と同じ)
よかったですね。
満喫した我々は、国道へ戻り日原街道を再び北上。
最後の目的地「日原鍾乳洞」を目指します。
つきました。
パワースポット的なあれだと思いますが、若いカップルなんかが大勢車で遊びに来てました。
貴重な休日に「奥多摩の鍾乳洞行きたいね~」ってなります?僕たちには理解ができませんでしたね。
スピリチュアルやね。
7年くらい前に訪れたときはこんなにカラフルな照明じゃなかった気がしますが、これはこれでよかったですね。
マウンテンバイクとバス、鍾乳洞へ向かう車を傍目に己の足で突き進み、
インスタ投稿率90%を超えるであろう鍾乳洞散策のヒト族の波を縫ってワイワイと男四人でアドベンチャーする我々。
まさに今回も、ダークデイズハイキングでありました。(たのしい)
さて、うますぎて写真を撮るのすら忘れていましたが、東京都で味わえる最高のマウンテンデューの在り処、ご存知でしょうか。
そう、ここ日原にあります。
車で来ては絶対に味わえない、最高の一杯。
10年以上マウンテンデューを飲んできた私がおすすめする都内最高のマウンテンデューは、鍾乳洞売店前の自販機で8年前から変わらず販売されています。
白丸~日原を全身で体感して、最高の一杯を飲んだ我々は今回も成しました。
よかったですね。
(参考歩行距離 約20km / 標高 上り745 m · 下り401 m )
地元を見直す旅 in浦和 to 志木
お疲れ様です。
gamers散歩部です。
GW中に地元を見直そうということで、埼玉県の二強都市の一つが「浦和」を徘徊してまいりました。とりあえず、長年親しんだこの町でまだ一度も足を運んでない、気になった場所に訪れてみようというアレです。
まずはkay0iの気になるスポットへ。
①cinq cafe
北浦和の主要部からちょっと外れた場所にある、物理的に隠蔽されたカフェです。
どんな感じに隠蔽されているかは、ウェブサイトを見ればなんとなく察しがつくかと思います。
店内の雰囲気・接客の質・メニューどれも素晴らしかったですが、男性三人で訪れる場所ではなかったですね。
野菜中心のメニューが焼肉→牛丼→ステーキ→熟成肉→とキメてきた胃に大変沁みました。
よかったですね。
(当記事は散歩をした事実を備忘録的に記載するだけのものなので、グルメレポート的要素を一切含みません)
②魔女のコッペパン
浦和の気になるお店シリーズpart2。
GW中やってませんでした。
休憩。
kay0i「他、気になる場所は?」
P「ない」
Y「ない」
ない。
しょうがないので別の場所に向かう会議を開き、決定した行先は志木。
荒川を超えたその先にある、gamersからは縁遠い街です。
ロード乗り達が通るような道をねりねり歩いて2時間ほど、かっぱ伝説の地「志木」が我々の前に立ちはだかりました。
googleマップに存在する謎の文字「たごちゃん」の正体を探るべく訪れたこの地、いいところです。(当記事は観光記事ではないため、気の利いた感想は一切記述されません)
夕焼け時、最高のロケーションのいろは親水公園で我々は最初のかっぱと遭遇を果たしました。名前は三十五郎。
こっちは宙太郎
観光向けの場所が多いこの地を練り歩くのに夢中で、「たごちゃん」という文字列を脳から忘却した我々の前に、やつは唐突に現れました。
カッパだったのか……
志木で「成した」我々は満足し、カロリーを欲しました。
Y氏が食べたい店を見つけたので、歩くこと2時間。
──その途中で今回の唐突にいいパン屋。
辿りついたのは朝霞「バソキ屋」
よかったですね。
次回散歩部は6月末予定!
【gamers散歩部】「スタカレー(カレーではない)」などを探す旅 in 上尾
gamersメンバーの中で選りすぐりの徘徊癖持ちメンバーが集った部──「散歩部」。
メンバーはP , ヤマ・チャン, kay0iの三名です。
今回は埼玉県上尾市のヒト族が愛してやまないという名物料理「スタカレー」を探す旅。徘徊していきましょう。
上尾についての事前情報は三人とも持ち合わせておらず、水上公園凄いよねくらいの認識。gamers主要都市の大宮からさほど遠くはありませんが、わざわざ行く用事も今までありませんでした。
高崎線の特別快速で大宮からなんと一駅の距離にあるその街、上尾。
そこは我々(精神的)埼玉市民、というか散歩部にとって完全にアウェーの地であったのです。
昼前に到着し、駅から目的の店舗に向けて15分ほど歩いていると、目に飛び込んできたのは商店の看板と「エキチカ」の文字。この場合は駅地下ではないと思われるので、駅近くの意でしょう。
駅から徒歩15分をエキチカと称するこの町に戦慄する一行。
それでもめげずに歩を進めると、見えてきました。
スタカレーの総本山、「娘娘」です。
よかったです。
(当記事はグルメレポート的な成分を1mmも含まない単なる散歩レポートの為、気の利いたことは一切記載されません)
さて、偶然にもこの上尾回の前夜は「孤独のグルメ」が上尾の話でした。
昼食を終えた我々は、折角なので次なる昼食を求めて孤独のグルメで取り上げられた店舗に向かうことに。
上尾を練り歩く中で、我々はこの街について多くを知ることとなりました。
・いわゆるエキチカ圏外に出ると徒歩で移動しているヒト族がマジでいない
・異様に狭い歩道と異常に広い歩道に二極化されているフシがある
・コンビニと遭遇しない
・自転車に乗ったヒト族から「何でこいつら足で歩いているんだ?」みたいな目で見られる
完全にアウェーです。
そんな程よいアウェー感を楽しみながら、完全にコロッセウムのそれにしか見えない運動球技場などを通り過ぎて孤独のグルメスポットに、非孤独なメンズが突貫します。
いざ店舗に着くと、店の前には二人組の男性が並んでいるのみ。時刻は12:30頃のピークタイム。TV効果も想定していたものの、意外にすんなり入れそうな空気が出ちゃってました。
二人組メンズの後ろに我々が並ぶと、暫くしてメンズAが我々にこう言い放ちました。
「もう終わったっスよ」
マジっすか。
撤退する我々は(じゃあなんで並んでるんだよ……)と心の中で悔しがる他ありません。
TV効果ハンパじゃなかったようです。
明らかにディナータイムまで待つスタイルの彼らは無事に孤独にありつけたのでしょうか。
孤独にありつけなかった我々は甘いものを欲しました。
色々あって牧場まで歩くことに決まりました。
民家と森と公園しかない感が出てしまっているこの町ですが、キセキ食堂のように唐突にお店が現れることがあるので、歩いていて楽しいですね。
上尾の楽しみ方を見出し始めた我々の前に、20000000% 徒歩客が訪れなさそうな(周辺住民を除く)いい感じのお店が顔を出しました。
よかったですね。
ルートに効率性を求めずいい感じの道を歩いた我々が牧場にたどり着いたのは4時過ぎのことでしたが、その分さまざまなものと出逢いました。
いい感じに行列ができてる辺境のラーメン屋さん
アッピーくん
闇カジノかと疑いたくなるほどに完璧に秘密基地然としたカードショップ
P「牧場あれじゃね!?」
Y「墓地でしょ」
K「どう見ても墓地」
P「草wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
サイクリング勢に不審な目を向けられながら歩を進めた我々は榎本牧場にやってきました。
昼間は暖かかったこの日ですが、夕方時点で結構寒くなってきていました。
が、我々は目的を果たすために俺達の知らない北海道を買わずにはいられないわけで。
(Photo P)
よかったですね。
牧場に行ったクセにアイス以外何の写真も残ってないのが笑えますが、アイス以外何もしてないので当然でした。
というのも、既に滅茶苦茶寒くなって来てた上に風が強さを増し、雨が降ってきていました。1mmも徒歩の歩行者に配慮されていないこの辺境の地でそれはなんというかアレで、キツいです。
ここに来る途中にちょっと離れたバス停で時間を確認していたはずですが、ヤマ・チャン隊員がwebで調べ直すと時間が違う。どうやらぐるっとくん(上尾巡回バス)の策略にハメられ、反対側路線の時間を確認していた模様。
時間的にも寒さ的にも余裕を失った我々は、牧場ではしゃぐムーブが取れずに退却を余儀なくされました。よくなかったですね。
Y「ってかマジで寒いんだけど」
P「わっっかる。服装ちょっとナメてたわ」
K「抹茶も食べたかった」
P「草」
上尾よかったですね。
次回は埼玉二強都市の片割れ・浦和に参ります。(5月初旬)
アナログゲームレビュー【魔法少女 ザ・デュエル】
お疲れ様です。
超不定期にやったりやらなかったりする、アナログゲームを主に遊ぶ我々がアナログゲームをレビューする企画です。
今回はFORCE OF WILL株式会社製作のトレーディングカードゲーム「魔法少女 ザ・デュエル」、公式略称「まほエル」のレビューですやで。
「10/6に怪しげなTCGタイトルが発売されてる…」との情報を得た我々は、その真相を確かめるべく埼玉県の奥地へと向かった。
その夜……。
魔法少女ジャンキーとなり果てた調査隊員の姿が発見されたのだった。
極めて雑なプレイ風景写真。
公式曰く、「可愛い・簡単・気持ちいい」をコンセプトとした「究極の癒し系TCGタイトル」だそうです。ここはテストに出ます。
確かにお手軽でルールは覚えやすい部類に入り、TCGプレイヤーであればさくっと馴染めるゲームです。今ならTCGプレイヤーでなくても、「シャドウバース」なんかをプレイされている方でも理解は早いでしょう。
マジック・ザ・ギャザリング(MTG)からはじまるいわゆる色系システムで、全てのカードには今のところ必ず1つの色がついています。これを、まほエルでは星になぞらえて呼びます。デュエルマスターズで言うところの「水文明」「光文明」のようなものです。
しかしこれは「黒色=土星」「橙色=太陽」のように設定されており、初見だとやや覚え辛いのでこの記事の中では色で各星を記述します。
封印されし記憶がよみがえりそうになった方は思い……出さなくていいです。そういうゲームじゃありません。
まほエルはかわいくて簡単なゲームなので難しい世界観はありません。
魔法少女たちが在籍する学校があるよ!っていうくらいのもんです。ほんとに。
TCGのプレイヤーは例えば『地球によく似た惑星に降り立った霊体で、その惑星の民を導いて戦う"先導者"』や『精霊に選ばれ、共に戦う"セレクター"』など大体の場合、設定上何かしらの特別な存在であることが多いのですが、まほエルは特にそういうのはありません。魔導師でも決闘者でもポケモンマスターでもなんでもありません。
プレイヤーは50枚で構築されたデッキで気持ちよく遊ぶだけです。デッキには次のカードが入ります。
怪異カード … プレイヤーが操る使い魔
詠唱カード … 魔法だよ
結界カード … 魔法だよ
きらきらしてますね。ルールも覚えやすく、カードも可愛らしい。恐らくターゲット層は女児なのでしょう。そのうち日曜日朝なんかにアニメ放映するんじゃないでしょうか。
何をするゲームか
魔法少女が生み出すオド(魔法のエネルギー的なアレだと思います。マナというと想像しやすい)を使って、怪異を呼び出して各プレイヤーが持つオーブを全て穢し、相手プレイヤーにトドメを差した者が勝ちます。
オーブとはどういうものなのか?勝ったり負けたりすると何が起こるのか?と疑問を持ってはいけません。そんな設定はないのです。なぜなら、簡単なゲームだからです。
こういったところが気持ちのいいゲームですね。
ここまでまとめると、プレイヤーは「魔法少女の魂が込められたカードを集め、それを戦わせ娯楽に興じる悪い趣味のおじさん」ということで概ね間違っていないと思います。
多分こういうこと。
システム
・オドまわりのあれこれ
魔法少女カードはMtGで言うところのいわゆる「効果付き土地」カード。各魔法少女は自身の属性のオドを自身のレベルの数だけ生み出す能力と、固有の能力を持っている。固有の能力は大半がレストコスト(オド生み出しとコストが競合する)であるため、効果を使うかオドを生むかの判断が大事。
同名魔法少女は同時に1人しか自身の戦場に存在できない。
魔法少女が既に出ている時、同名でかつレベルが1つ高い魔法少女にレベルアップとして重ねて出すことができる。
魔法少女ゾーンには「手札の任意のカードを裏向きで、無属性の魔法少女として」出すこともできるため、事故が起こりにくい。
ゲーム感
・各色のバランス感が絶妙でかつ、構築の自由度が非常に高い。
・デッキ構築レギュレーションは、同名カードの投入枚数制限のみ。多色を投入してもそこまでヘビーな事故に繋がりにくいため好きにデッキを組めるのが楽しい点。
・バトルの計算が楽で良い。
・コスト管理が奥深い。反面、悩まされる部分でもあるためあれこれ考えるのが嫌いな場合はおすすめし難い。
・自身よりも相手が操る魔法少女のテキストを把握することが重要になり、構築自由度も相まってお勉強が必要な側面が強い。
・1弾時点で多様なデッキが組める。
・橙色 ハンデス・自デッキ破壊&墓地利用(主にサルベージ)
・黄色 DM光文明にドロソを持って入信したエルドラ。伝われ。
・赤色 パワー型。攻撃力高い。得点力が高いと言う意味ではない。除去もあるよ。
・青色 デッキサーチ。多色と組み合わせ前提な感じ。
・緑色 ドラゴンとエルフを足したような存在。お前に負けるなら悔いはないさ──!
・桃色 コントロール色。わかりやすく強くて器用。
・黒色 大量の虐殺兵器を引き連れてやってきたDM水文明。
僕と契約してカードの中に入ってよ!(総評)
楽しい? :楽しい!
こんな人向け :オカルティスト
コレクション性 :ぼちぼちやで
システム :いいね
1弾時点での完成度 :文句なし, 近年サービス開始したTCG作品の中でも秀逸
気になった方や実際のルール等を知りたい方は以下公式ページへどうぞ。
そして、これを見てください。metaタグに埋め込まれた簡単な説明文章が、世界観設定ページより丁寧に世界観を描いているではありませんか。